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ウールの良さ、特に活躍する時期


今回はファッションとして世の中に浸透しているために置き去りになっている原点のお話をさせていただきます。

私が思うウール生地の特性は「熱すぎない」ことです。

ウールの特性は湿度を生地がコントロールしてくれ、コットンの特性は繊維が細かいので温かいことです。

各素材のメリット・デメリットをまとめると

ウール素材
メリット:透湿性が高く、熱くなりすぎず安定している
デメリット:繊維が太い為、着始めからシルキーさが出せない

コットン素材
メリット:シルキーで温かい
デメリット:熱くなりすぎて体温を奪う

デメリットは織り方(平織り、綾織など)でしか改善する余地がないので理想を目指すなら外せない部分です。

ナイジェルケーボンアイテムの素晴らしい所は「現代では手が届かない領域をカバーしている」ことです。

それが生まれた原点がミリタリーの最前線であったことやイギリスとしてエベレストの山頂を目指すことでさらなる進化をしていきました。

ミリタリーウェア自体が素晴らしいわけではなくその当時の開発者がおかれる過酷な環境下で生まれた考え方や人が素晴らしくもあり美しかったわけです。

現代ではそこまで考えて色々な物事に取り組んでいる人たちもかなり少なくなりました。

しかし誰かが真実を継承しないと世の中は悪くなる一方です。

特別な機械で作ったから素晴らしいものかというとそうではなくそれを操る「人」のまっすぐでやさしく純粋な強い想いがないと何も継承できません。

素材特性の話からそれているかも知れませんが本物の原点を深く理解し真実をお伝えすることが私の仕事です。

着る時に細かいこと考えるのは疲れるので考えたくないという私にはウール素材はパーフェクトな素材です。

ちなみに私のウール素材のシーズナルの使用例を載せますので是非ご覧ください。

ウールジャケット   (11月~3月中旬)
ウールセーター  (11月~3月上旬)
ウールベスト   (11月~3月中旬)
ウールパンツ   (11月~3月下旬)
ウールソックス  (10月~5月下旬)※薄手なら一年中

ウールアイテムを使い倒して誰も知らない特性をお楽しみください。








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